ロバート・キヨサキ氏&リッチダッドカンパニーチーム
【 内容 (ダイジェスト版)】
「資本主義」は終わり、今は「信用主義」。
世界経済はゴムボート。「クレジット(信用)」という空気の上に市場や70億人が乗っている。
穴から「信用」がぬけてるが、政府はそれを上回るスピードで
「信用」をまたそそぎこんでいる。
「信用の拡大はいつか終わりが来る」
この世界危機を「最高の時代」と言えるように準備をしよう。
①ファイナンシャル教育 ②技術、スキル
大切なのは「キャッシュフロー」に投資すること。
問題を抱えた資産を怖がらない。
政府がやってほしいことをやれば税金はかからない。
みんなお金はコモディティと思いこんでいるが、実際は名目紙幣。
名目紙幣を貯めるのをやめて、本物のお金コモディティへと変えていく。
①ビジネスの利益で②不動産を買う。その利益を③石油などに変える。
自分で自分のファイナンシャルの状況の責任を取る。
自分にファイナンシャル教育を。
【 内容 (詳細版)】
★ 教育と技術
世界経済危機。欧米↓、中国↓、日本↓
ある人にとってはワーストな時代、しかしまたある人にとってはベストな時代になる。
「最高の時代」と言えるように、準備をしよう。
高学歴でも人柄が良くても、全てを失う可能性がある。
経済の見方を「資本家」として見る。
今日の二つのテーマ
①なぜこれから世界経済はクラッシュするのか
②状況がどうであれ、自分に教育する
choice is up to you
(選択はあなた次第です。)
4つの資産
①ビジネス
②不動産
③紙の資産(株、債券)
④コモディティ
(氏は③はあまり好まない。
デリバティブで金利が下がれば下がるため。)
キム・キヨサキ
米で35才以上の66%が貧困になる。
キャサリンヘップバーン
「女性は、お金かセックスアピールならお金を取りなさい。
年齢を重ねた時に、お金がセックスアピールになるから。」
税金は不公平
40% E B 20%
50% S I 0%
→
ESの人は怒りを感じる。
B 賢い人を雇う。他の人の時間、お金を使う。
本当に価値のあることは、自分のために
時間や力をささげてくれる人の存在。
世界危機を脱出する出口はある。
①ファイナンシャル教育
②技術、スキル
★世界経済危機 リチャード・ダンカン
残念ながらいいニュースはない。
世界恐慌まであと一歩。
現在は1930年代に似ている。
1929年の恐慌の際、銀行がクラッシュ、
経済規模は46%落ち込んだ。
政府は市場の任せようと一歩退いてしまった。
→WWⅡ 6000万人の犠牲へ。
ブレトンウッズ体制崩壊
1971年 金本位制度が廃止
金の裏付けがなくなった。
国はいくらでも「紙幣」を刷れるようになった。
いくらでも「Debt負債」を増やすことができる。
40年間紙幣で人生を謳歌した。
2008年 ついに借金が返せなくなった。
今回、政府は市場に介入して、必死に止めようとしている。
財政赤字を止めようとしている。
今の世界経済はゴムボート
「クレジット(信用)」という空気の上に
株、債券、や、70億人が乗っている。
穴がたくさん空いていて、そこから「信用」が
ぬけていっている。
だからゴムボートは沈み、市場も沈む。
政府は抜けていくのを上回るスピードで
「信用」をまたそそぎこんでいる。
信用を入れれば、ボートは上がる
信用が抜ければ、ボートは下がる
コインの表裏
「信用(資産)」と「負債」
信用バブル
信用が拡大↑経済も↑
43年で50倍に膨れ上がった。
「信用の拡大はいつか終わりが来る」
資産の拡大が労働報酬では追いつけない。
インフレ。
新恐慌が起こる
「資本主義」の性質が変わってきた
昔「資本主義」需要と供給で成り立つ
↓
今「信用主義」信用で成り立つ
クレディティズム
古 ビジネス、投資、利益を貯めて成長 ダイナミクス
新 信用→消費
新経済システム
プライベートセクターがこれ以上負債に
耐えられない。もう負債は拡大しない。
ドルと金の関係性を切ったから成長できた。
金の裏付けルールがなくなったからドルを刷り過ぎた。
20倍にドルが増えている。
08年 リーマン
これ以上「信用」は成長しない。
GDP負債比率
1位 米家庭 もう負債はいっぱいいっぱい
2位 米政府 負債が伸びている
銀行の負債もいっぱい。
08年クラッシュしたが、政府が助けた。
ゴムボートに信用を入れた。
戦後、信用でメイドインジャパン製品を米は買っていた。
日本はそれで成長してきた。
そのとき日本が世界を引っ張ると言われていたが
そうはなっていない。バブル崩壊→不況。
中国も現在同じ状況。
中国が世界経済を引っ張ると言われているが
そうならない。バブルははじける。
欧もひどい。
2012年
ECBはこの先ユーロをどんどん刷って他国に貸していくはず。
なぜなら、一つこけると連鎖してみなこけるから。
デリバティブ契約(密接につながっている)
今の信用主義は政府にサポートされている。
政府の動きや次のアクションが市場に影響を与える。
2012年の終わりにはQE3量的緩和を発表するだろう。
=ボートに信用を吹き込む。
→株は上がる
量的緩和をやめるとボートは下がる。
→株は下がる。
6ヶ月ごとにサイクルを繰り返す。
「しかし永遠には続かない。」
5年(2017)~10年(2022)
最後にボートは沈む。
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★この暗い不安、危機から出る方法
→「キャッシュフロー」に投資する
「キャピタルゲイン」はギャンブラー。
金持ちは必ず毎月入ってくる
CFを手にしている。
「言い訳」する人は金持ちになれない。
ドルと10年国債に違いはなく、両方「クレジット」
71年、パンドラの箱を開けてしまった。
クレジットおばけが増えた。
信用主義の成長の終わりが見えている
→借り手が返済できないから。
今回も政府の介入がなければ落ちているはず。
今はフラットにしているのが精いっぱい。
米家 2500万→1400万に下落。
落ちるまであと何年か?
日本はこの20年平行線、もう下落が見えている。
CFについて
非課税収入。
市場がクラッシュになると
ローンが割引されて売られる。
その時に金持ちが生まれる。
★不動産投資について ケン・マクロイ
CFの中身
①収入
②支出
———
③純利益
支出に関して
○価値を上げるためにお金をよりよく使う。
×使わない。経費削減→成功は生まれない。
自分で分からなければ、分かる人をチームに入れる。
equity(資本)投資家、周りの人、自分から
「問題を抱えた資産を怖がらないで!」
大切なのは繰り返すこと
★無限の利益
3回の負債
1回目 物件を買う時
2回目 修繕費に使う時(価値アップ)
3回目 担保にして違う物件を買う時
最初に自分が出したお金がリファイナンス(再融資)して
戻ってきた場合は非課税。
負債という形で出ていく。
入ってくるCFはなぜ非課税?
→減価償却で控除。
市場の価格はコントロールできない。
価値はバリューアップすればコントロールできる。
価格は気にしない。
「政府がやってほしいことをやれば、税金はかからない」
★お金の種類。本当と偽を見分ける。
金本位制→負債本位制に変わった。
今2種類のお金がある。
①ドル、円
②負債
お金を使って何かを買う。
負債を使って何かを買う。
お金の種類
1. コモディティ
2. リザーブマネー GOLDを銀行に預けてドルを借りられる
3. フラクショナルリザーブ 10ドル預けて10ドル借りられる
4. フィアットマネー(名目紙幣)好きなだけ刷られるお金
みんなお金は、1のコモディティと思いこんでいるが、
実際は4の名目紙幣。
氏の場合
資産
①ビジネス
②不動産
③コモデティ
①ビジネスの利益で②不動産を買う。
その利益を③石油などに変えてる。
4の名目紙幣を貯めるのをやめて、1の本物のお金コモディティへと
変えていこう
いつかジンバブエみたいに100兆円札も出てくる。
偽のお金である「円」を貯めないこと。
「円」は価値が下がっていく。
本当のお金である「コモデティ」を増やすこと。
お金はモノから始まった。いつのまにか今は負債に基づいた。
★今後10年のアメリカ
政府はエネルギー面で中東から自立したいから、投資家には
エネルギーに投資してほしい。
→税控除が優遇
「政府の望みに合わせる。」
これから、メキシコ→米→カナダを結ぶ
大動脈ハイウェイが建設される。
中国や日本からの船はカリフォルニアではなく
メキシコに着くようになる。
カナダまで流通する。
政府はまだまだドルを刷って、このハイウェイを作る。
氏はこの沿線に不動産に投資している。
このように時代を見る目を養うのが大事。
次に何が起こるのか。
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「自分で自分のファイナンシャルの状況の責任を取る。
自分にファイナンシャル教育を!」
「何かが動くまで何も動かない」byアインシュタイン